●歴史

北マリアナ諸島には、チャモロとカロリニアンの2つの先住民族がいます。北マリアナ諸島とは、グアムを除くすべてのマリアナ諸島をさし、サイパン、テニアン、ロタが主な島となります。北マリアナ諸島に古代チャモロの人々が住み始めたのは、紀元前1500年頃。東南アジア方面から渡ってきたと推察されます。紀元前800年頃には、現在もさまざまなモチーフに使われる巨大な石柱「タガ・ストーン(ラッテ・ストーン)」が現れます。タガ・ストーンは、北マリアナ諸島に多く残されていますが、その最大規模のものは「タガ王朝」の中心地だったテニアン島にあるタガ遺跡。このタガ・ストーンは、かつて家の柱だったとされていますが、その謎は完全には解明されていません。