
カロリニアンの祖先が北マリアナ諸島にやってきたのは、チャモロよりずっと後の18世紀頃。南方のカロリン諸島からカヌーを操って交易に来たのが始まりとされています。その後、カロリン諸島のラモトレックから多くの島民が移住。さらに他の島々からもサイパンに移り住んでいます。
北マリアナ諸島がヨーロッパの歴史に登場するのは、16世紀に入ってからのことです。1521年、マゼランが来島したことからスペイン領になりました。その後、植民地獲得の動きが盛んになると、北マリアナ諸島を含むミクロネシアの島々は列強の争奪の的となります。